見出し画像

その2 Vimのチュートリアル

タイトルのとおりVim(vi)の話題です。

ネットワークシステムに限らず、UNIXやLinuxで設定ファイルを書き換える時に便利なエディタとしてviがあります。viがインストールされていないというUNIX系OSは皆無だと思います。最近では派生版であるVimというソフトが主流となっています。

しかし操作方法が独特であることなど、慣れるのに時間がかかるのが有名です。そこで生徒がviに慣れるように練習の題材を探して授業で紹介してみました。

VimというソフトウェアにはTutorialモードがあるのですが、インストールされていない場合もあります。Ubuntu 20.04のインストール直後の状態のVimではTutorialモードは使用できませんでした。

vimturorという形でパッケージ化されており、これをインストールして動かしてみることにします。

http://manpages.ubuntu.com/manpages/focal/en/man1/vimtutor.1.html

vimturorをインストールすると,viの説明を読みながらその場でviのコマンドを実行して確かめることができるつくりになっています。

Ubuntu 20.04の環境で


$ sudo apt install vimtutor

のコマンドでインストールし、起動してみました。

これだけではスクリーンがチカチカしただけでうまく起動しませんでした。

みんなで検索して原因を探っていたところ、既にインストールされているVimとの不整合で起きる症状であるという記事がありました。その場合の解決策としては、Vim自体を再インストールして上書きしてやるとうまくいくとの情報がありました。

$ sudo apt install  vim  --force 

aptでソフトウェアをインストールする書き方に、--forceという強制オプションをつけてあげることで既にインストールされているパッケージを上書きすることができます。パッケージが壊れてしまっているときなど、この方法を取ることがあります。
これで無事に起動するようになりました。

画像1

このチュートリアルをどんどん進めていくと、どんな人でもVimが上達するかも?

以上、大学生時代に研究室のUNIXマシンに先輩がインストールしていたJNetHackというゲームにハマり、恐ろしいくらいの時間を費やした経験を持つvi歴20年のネットワーク担当教員がお伝えしました。
(NetHackでのキャラ移動のコマンドはviのカーソル移動のコマンドと同じです)

みんなにも読んでほしいですか?

オススメした記事はフォロワーのタイムラインに表示されます!