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情報理数科3年のグループ学習でうまくいったこと・しくじったこと〜外国人労働者向けの接客時における日本語支援システムの開発編〜

後輩に伝えたいうまくいったこと・しくじったこと

柏の葉高校情報理数科3年生の「課題研究」という授業では、問題発見からICTを用いた解決までをグループで行いました。
このブログでは、グループ学習でうまくいったことしくじったことを赤裸々に書いていきます
後輩が同じ轍を踏まないように願っております!


はじめに

今回はRaspberry Pi、モニター、モバイルバッテリー、USBピンマイク、Geminiを使用して開発を行いました。開発したシステムについては技術ブログをご覧ください。

音声取得がうまくいった!

まず、USBピンマイクを使用した音声取得が完璧だったことがよかったです。最初は店員の声だけを拾いたかったため、単一指向性マイクを使用する予定でしたが、結果として無指向性のピンマイクでも問題ありませんでした。

おすすめはGemini

詳しくは後述していますが、生成AIに関してはGeminiがおすすめです、Geminiひとつで音声の文字起こしや訂正案の作成ができるのでとても便利でした。

苦労したこと

公立高校の悲しさ:「無料」のサービスを探す

生成AIの利用を考えている人は注意してください。'無料で'使える生成AI探し出すのがかなり大変です、覚悟しましょう。

プログラムはなぜか吹っ飛ぶ

プログラムはこまめに保存したり、バックアップを取りましょう。データが消えることがよくあるので、対応できるようにしておいたほうが良いです。私たちは一回データ全飛びしました。それも実証実験1週間前に。

プログラムはなぜか突然動かなくなる

実証実験前にもちゃんと動作するか確認しましょう、「今まで動いていたものが突然動かなくなる」はよくあることです。そのほかにも、実証実験先のWi-Fiが使えるとは限りません。テザリング等準備しておくと良いです。