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情報理数科3年のグループ学習でうまくいったこと・しくじったこと〜LLMをつかった対話ぬいぐるみの作成編〜
後輩に伝えたいうまくいったこと・しくじったこと
柏の葉高校情報理数科3年生の「課題研究」という授業では、問題発見からICTを用いた解決までをグループで行いました。
このブログでは、グループ学習でうまくいったこと・しくじったことを赤裸々に書いていきます
後輩が同じ轍を踏まないように願っております!
こんにちは!
「見回り業務効率化を図るRFID技術を活用した窓施錠確認システムの開発と検証」を研究した班です。ここでは、私たちが研究を行う上で、うまくできたことや苦労したことを話していこうと思います。
テーマ決めの時にすべきこと
まずはテーマ決めについてです。私たちは最初、ゴミ回収をふるさと納税みたいにすればゴミ回収量が増えるのではと考えて研究を行おうとしていました。しかし、先生方にこの研究テーマを発表したところ、この案をぼこぼこにされました。そこから先生たちの困っていることを探してこのテーマになったのですが、その際に注意したことは、
システムの運営をする上で金の取引などが発生するものはやめること
家や学校などの身近なところからテーマを探すこと
周りの人に困っていることはないかと聞き込みをすること
この3点を意識すれば僕たちのようなミスはしなくなります。テーマ探し頑張ってください。
受験勉強
私が個人的に大変だと感じた時期は夏休みと10月でした。
私は夏休み前から塾に入り本格的に勉強を開始したのですが、夏休み周りの受験生は毎日のように朝から晩まで勉強します。しかし、課題研究や文化祭などで学校に定期的に通うことから量も質も高められないことに日々不安を感じていました。
受験勉強と研究活動との両立
10月は、研究発表会や総合型推薦など重要な行事が増え、モチベーションを保つのはかなり大変でした。
私的には、情報理数科のカリキュラムから、ほかの人とは忙しくなる時期が多くなるのはしょうがないと思います。他人と比べて自分の立ち位置を把握し、緊張感を持つことも大事なことだと思いますが、それでネガティブな気分になるだけなのはよくないと思います。なので、程よく他人と比べながら、自分のペースを保って受験勉強頑張ってください。
ケース制作の難航
私たちの班では最初にPC室で実証実験を行う際に画用紙でケースの制作を行いました。そのままの形で普通教室の実証実験を行う時も同じケースを使おうと思っていたら、形が違っていて使えないという問題が発生しました。
そこで、Blenderというソフトウェアと3Dプリンターを使ってケースを制作することにしました。
しかし、私たちはBlenderを扱ったことが一度もないため、Blenderについての学習から始めないといけなかったことが大変でした。また、苦労しながら作ったケースをプリントしようとしたら柏の葉高校にあるプリンターではプリントできないサイズだったため、細かく分けて印刷するという作業をしないといけなかったことがあったりもしました。
私たちが経験したことを読んで、Blenderで制作する際は注意してみてください。
発表練習の過程と結果
よく聞いて!
はじめに、一番大事なことを言います。
それは、ポスター作りは早めに終わらせようということです。
研究と並行してポスター制作せよ
理由としては、もしポスター作りに時間がかかったらその先は地獄が待っているからです。
ただでさえ先生方が忙しくなる研究発表会前、地獄のポスター点検がM先生主導のもと行われます。ポスター作りを行っている人は、100%居残って残業をしていることでしょう。そんな中、研究発表会で前に立ち、発表してくれと言われたら、やることが多すぎて大変な目にあいます。
私たちの班もそうでした。ポスター作りをぎりぎりまで行ったため、原稿を決め発表練習をする時間があまりなくとても苦労しました。練習では、大体時間をオーバーしたりしていました。
だから、早めにポスター作りは終わらせて余裕を持つようにしよう!
プログラミング上達のために意味理解を
はじめてのArduino
今回私たちが使用したESP-12F(WiFiモジュール)はESP8266という型番に分類され、そのボードにプログラミングを行うためにArduino IDEというソフトを使用したのですが、プログラミング言語がC++であり、使用したことがないので1から学びなおしました。
そこで気づいたことなのですが、「しっかりと文の意味を理解することが重要」ということです。このことは情報科の先生に口酸っぱく言われていることと思います。なぜ文を理解するのが大切かというと、予期せぬトラブルやエラーを吐いたときに理由を全く把握できないからです。
具体例として、私はプログラミング開始時に解説サイトに書いてあるプログラムをコピペして組んでいました。この工程自体は悪いことではないのですが、同時にそのコードの意味を理解しないと細かい改造ができないのでプログラムの中盤から後半で苦労しました。
ですから、私はプログラム1文ごとにどういう意味をなしているのか、後半の文とどんな関係なのか確認することをおすすめします!