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情報理数科3年のグループ学習でうまくいったこと・しくじったこと〜小学生に向けたアプリづくりの機能編〜
後輩に伝えたいうまくいったこと・しくじったこと
柏の葉高校情報理数科3年生の「課題研究」という授業では、問題発見からICTを用いた解決までをグループで行いました。
このブログでは、グループ学習でうまくいったこと・しくじったことを赤裸々に書いていきます
後輩が同じ轍を踏まないように願っております!
2024年4月。情報理数科に通い始めて3年目。ついに私たちのメインイベントである課題研究の授業が始まりました。今回のブログでは私たちの1年間の成果を発表します。
スムーズに進んだ1学期
テーマ決定まで
2024年4月。私たちは生活排水をテーマに活動することにした。初めに思い付いたことが、調味料の出しすぎを防ぐものを作ろうと考えた。でも…
これって便利グッズじゃね!?!??!!??!
となり、この案は没
そこから私たちは生活排水を地域の問題ととらえて視野を広めて考えてみた。地域に目を向けてみて、
避難経路はどうかな…?
確かにそれなら地域のためにもなるし、小学生の勉強にもなる!
となり、私たちは、小学生に向けたハザードマップアプリを作ることにした。
各々の部活引退くらいの時期にReplitという開発環境を用いて開発スタート!
1学期中は班の中で分業して頑張ったから、ほかの班よりも作業が進んだ!その後、国土地理院に作品を出そうと考えてエントリーしたが落選
だけど、このエントリーシートを作ったことによって、今までの自分たちを振り返ることができた!
Replitが使えない…?
夏休みがあけ、また開発を再開しようと思ったら、
Replitがまさかの有料化!?!???!!?
Replitヘビーユーザである情報理数科生徒には手痛い仕様変更!
幸いにもコードが残っていたため、私たちはすぐにほかの開発環境を探し、 Glitch を使用することにした。
開発環境の問題は解決。
複数の開発環境を知っていたら万一の時に助かりますよ!!!!!!!!!!
小学生が喜ぶように
機能面は充実したが私たちはさらなる問題を抱えていた。
小学生が喜ぶものとはなんだ…?
そう!私たちの作っているアプリケーションは小学生向け。成人と成人間近の私たちが使えても小学生が楽しく使えなかったら意味がない。
機能もデザインも工夫
そこで私たちは、今まで作ったボタンや文言を振り返り、デザインやひらがな表記にも力を入れてきた。
ユーザ目線に合わせるって基本だけどやっぱり大切
ターゲットを高校生や大学生にすれば自分たちと同じ目線で考えられるけど、小学生や高齢者など自分と年が離れている人のことを考えるって難しいことだなって思ったな。
機能もデザインも工夫し、実証実験へ
バタバタな実証実験
このときが一番大変だった!
実証実験といいつつも、近くの小学校に行って小学生にアプリを試してもらおう!という簡単な動作確認のつもりだった。
しかし、私たちは小学生を甘く見すぎていたのだ。1番油断していたのは、普段話している時とは全く違う言葉遣いだ。まずはリハーサルを1週間前に先生に見てもらった。
淡々と続く私たちのつまらない説明。
先生たちは頭を抱えていた。
「相手は小学生だよ!もっと噛み砕いて!」
この言葉を何度言われたことか…
ちなみに持っていく資料などの準備が終わったのも、本番の朝だ笑。これはまじでやばい。何度も先生に見てもらったが、普段接することの無い小学生に対して、私は苦手意識を持っていた。そのせいで結局、本番までに全てを通して完璧にリハーサルすることが出来なかった。
あの時はごめんなさいと班員に謝りたい。
実証実験本番
なんやかんやあってついに来た本番。私たちは近隣の児童施設に依頼して、実証実験を行った。協力してくれたのは、7人の小学生。課題研究が始まってからプログラムコードと大人としか向き合っていなかった私たち、更にはリハーサルさえも終わっていない私たちにとって小学生を相手にすることは、不安でしかなかった。
まず挨拶する段階で、想像以上に私たちになついてくる小学生たち。それに加えて、ネットの環境や印刷のエラーで思っている数倍以上の時間がかかった。そう、油断していたのだ。
実証実験を進めていく中で気づいたことが一つある。小学生は私たちが思っているよりも集中力が切れやすい…!少しでも目を離すと他のものに興味を惹かれてしまう。
「どのようにアプリの説明をしたら興味を持ってもらえるか」を臨機応変に対応するのが難しかった。
しかし、先生方や施設の方の支えがあり、機転を利かせて省くとこは省き、なんとか実証実験を終わらせることができた。
最後に
私たちは、プログラムの制作やアイデア出しには、少しの挫折で済んだが、ターゲットである小学生のことを考えたら、アプリケーションの使いやすさや、楽しく使ってもらえるかどうかという問題を終始抱えていました。
このような問題を抱えていたら、高校の先生だけではなく、小学校の先生やその他の大人にも積極的に相談してみることをお勧めします。