タイポグラフィを勉強して、CD風キーホルダーを作った話
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CD風キーホルダーを作ろう!
今回は、「表現メディアの編集と表現」という授業で、タイポグラフィの実習として行ったCD風キーホルダー作りをブログに綴ろうと思います。
はじめに
表現メディアの編集と表現という授業を知っていますか?「なんだこの長い科目名は」とか、「何やるか全く想像できない・・・」という声が聞こえてきそうな科目です。この科目は、「数学Ⅰ」とか「現代文B」などと同じように、文部科学省で設定されている科目で、文科省曰く・・・・
ふむふむ。
つまりですね、表現メディアというのは「文字」とか「画像」とか「音」とか情報を表現するものなんですが、それらの特徴を学び、実際に活用していこう!という授業です!
1学期は、「文字」を扱い、シチュエーションやイメージに合わせた表現にチャレンジしました!
架空の楽曲のCDジャケットを作ろう!
今回は、曲のイメージをその曲の文字で表現する、タイポグラフィにチャレンジします。
まず、楽曲決め
まず架空の曲を決めなければいけません。
最近、「漢字」+「カタカナ」の曲ってよくみませんか?(主観)
青春コンプレックスとか、空色デイズとか、恋愛サーキュレーションとか!(主観)
「漢字」+「カタカナ」って楽曲っぽいという偏見をもとに、漢字くじとカタカナくじを用意し、架空の楽曲を決めていきました。
漢字は、「栄光」「恋愛」「夏風」などなど。
カタカナは「ガール」「カメレオン」「アイデンティティ」などなど。
例えば、「栄光」と「ガール」を引いてしまったら、「栄光ガール」という曲が爆誕するわけですね。
その後、楽曲のイメージくじも用意し、準備万端!
楽曲イメージとは、「アゲアゲ」「ムーディー」など、その曲の雰囲気です。雰囲気までもくじで決めていきいます。
レタリング
決まった楽曲タイトルを、楽曲イメージをもとにどんなデザインにしようかアイデアを膨らませていきます。
Illustratorでどんどん作成!
レタリングしたタイトルは、スキャンしてIllustratorで丁寧にトレースしていきます。トレース後は、色合いを決めていきます。
最後に、円板部分のレーベルと帯の部分の色を決めて完成!
CD風キーホルダーの素材を準備
CDのキラキラ部分をGET
あのCDのキラキラした部分ってどうやって手に入るんだろう考えていたら、軽音楽部の先生から、実際にCDから剥がせばいいじゃんと教えてもらいました。
どうやら、理科では発光スペクトルを観察するために、CDのキラキラ部分を剥がして簡易分光器を作るらしい。。。。
そして、軽音楽部の先生ににいらなくなったCDを大量にいただきました。ありがとうございます!!早速剥がしていきます。
カッターで表面を傷つけて、幅の広いセロハンテープを気泡が入らないように貼って、勢いよくビャ!と剥がします。剥がした後にカッターで綺麗に切り揃えます。そうすると、綺麗な構造色が入手できます。
ケース部分はアクリルで
ケースは透明なアクリル板をレーザーカッターでカットしていきます。
本校ではお馴染みのレーザー加工です。CDのキラキラをGETするより簡単!
綺麗に仕上げる一手間として、アクリルを研磨剤で磨くとピカピカ度が違っている気がします。
ジャケットは透明フィルムで
完成したが曲タイトルを透明フィルムに印刷していきます。四方に耳がついていますが、これはあとあと大切になっていきます。
いざ!CD風キーホルダー作成!!
CDキラキラをアクリルでサンド
CDのキラキラ部分の上にレーベルを重ね、アクリルにセットします。今回は透明な接着剤を使用しました。アクリル専用の粘度の低い接着剤も使ってみましたが、中のレーベル部分に染みてしまったので今回は透明ボンド。
左右2箇所に塗って乾かして、上下2箇所に塗っていきます。
CDのキラキラ部分とレーベルの厚みでアクリルとアクリルの間に隙間ができるので、その縁を接着剤で埋めるようなイメージです。
最後の難所、フィルム貼り
最後は、アクリルにフィルムを貼っていきます。ここで、フィルムの四方にある耳みたいなものが活躍します。
このフィルム貼りは2人1組で行い、上の耳を1人が持って、下の耳を持っている人が位置を調整しながら枠線とアクリルの四隅が合うように貼っていきます。
最後にフィルムの耳の部分をカットして、キーホルダー用の金具を付けて完成です。
まとめ
世の中にあるいろいろな文字のデザインは、制作者が意図を持って表現されているということを学んでくれればいいなぁと思っています。きっと、文字を見る目が変わります。そのアウトプットとしてのCD風キーホルダーでした。
楽しいなぁと思いながら勉強してくれていたらいいなぁと思う教科担当でした!
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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